今回の記事を読めば、わかります。
どのような環境が良いパフォーマンスを引き出すのか。
普段の勉強や仕事で使う場所を、ベストの環境に近づけることができますよ!
記事を参考にして、理想の環境を知り、作り上げてくださいね!
部屋の「温度」
まず注目するのは部屋の温度です。
部屋の温度が大事だというのはなんとなく分かると思います。
勉強や仕事をするとき、冬場なら室温はできれば23度前後の暖かい室温が望ましいそうです。
あまりにも寒いと、良いパフォーマンスを発揮することはできません。
あまりの寒さに体が震えたり、体の震えがとまらない。
そもそも体調を崩してしまうかもしれません。
みなさんも、そんな経験、少なからずあるのではないでしょうか。
最低でも、室温は18度以上を心がけるようにしましょう。
もし、室内温度を上げるのが難しければ、体を温められるものを身にまとうようにしましょう!
厚手の生地はもちろん、ホッカイロなども有効ですね。
また、首、手首、足首が出ていると体温が急激に奪われます。
温めるときは3つの首を忘れずにケアしましょう!
空気の「綺麗さ」
2つ目は、空気の綺麗さです。
実は、綺麗な場所かどうかは集中力に関わる重要な要素なのです。
ペアベール建築環境研究所の発表によると、「室内の一角に古いカーペットを持ち込むと、タイピストの能率が10%程度落ちる」と言う報告があったようです。
しかも、驚くべきことに「タイピストから見えない位置にカーペットが置かれたものの、”何となく臭う”というだけで能率に影響を与えていること」がわかったそうです。
つまり、部屋が汚いだけで、能率が下がるのです。
室内の清掃はもちろん、換気口やエアコンのフィルターの手入れも忘れずにしましょう!
臭いに敏感になってみてください!
自分が気づいていなくても、もし臭い匂いがしていたら...
それだけで、チーム全体の効率が下がってしまうことに繋がりかねません。
空気の綺麗さは、生産性につながることを覚えておきましょう!
勉強前には、部屋の掃除から始めるのも手ですね!
部屋の「湿度」
3つ目は、部屋の湿度についてです。
慶應義塾大学理工学部によると、湿度はパフォーマンスに関係を与えるそうです。
調査では、「湿度40%以上の湿潤エリア」と「40%未満の乾燥エリア」で働く職員の能力を比べたそうです。
結果、二つのグループに違いが見られました。
なんと、「乾燥エリア」で、働く職員の方が間違いが多く、強い眠気や意欲の低下が見られたのです。
なぜか。
「乾燥エリア」では、まばたきの回数が多かったそうです。
それによって視覚情報が少なくなり、ミスが増えたのではないか…と予想されています。
つまり、湿度が低下している部屋は、眠気やミスが誘発されやすいのです。
従って、加湿器をかけるなどして、部屋の湿度が程よく保たれるようにしましょう。
怖いことに乾燥は肌の敵だけではありません。
仕事、集中力の敵でもあるのです。
さて、ここからは、色について見て行きます。
色による効果とは
1920年ごろ、アメリカで色特有の性質や色彩心理を応用して、気分の調節や、疲労を軽減する「色彩調節」という専門分野が誕生しました。
色の驚くべき効果についてこんな逸話があります。
抑うつ状態の妻を改善するために色彩専門家のアドバイスを聞いた旦那さんが、部屋を青系統にしたそうです。
すると、次第にうつ状態が改善されたのです。
最近の研究では、鮮やかな赤色のパネルを目の前に置いた結果、大学生の集中力が上がっただけでなく、理解力も上がったという結果も報告されているほどです。
このように、色による効果が様々な形で報告されています。
ここからは、効果と色についてより詳しく見ていきましょう。
集中力を上げる色
事例からもわかるように、「赤色」は集中力をあげます。
しかし、長時間ではなく、”短時間の瞬発力”を上げるのに効果的だそうです。
間違い探しや校正作業のような時、デスクマットやパーテイションに取り入れると良いそうです。
また、「赤色」は、闘争ホルモンと言われる神経伝達物質アドレナリンの分泌を促すので、脳の興奮レベルを上げ、筋肉の緊張を強めて覚醒を促す効果もあります。
一方、長時間集中したい時はどうすればいいのか。
その答えは緑色です。
緑色は目に優しい色として有名ですが、実は、リラックス効果もあり、長く集中するのに向いています。
思考の整理や発想力を上げる色
思考の整理を促したり、分析をするときに向いている色はズバリ何色でしょう!?
答えは青色です。
「青色」は先ほどのうつ状態を改善する色で出てきました。
実は、「青色」は、思考を促したり、分析を進めるのはもちろん、子供の学習なら計算に取り組みたいとき、読解力を高めるときにも有効です。
また、青は淡い青と濃い青でも効果に差が出ます。濃く鮮やかな青であるほど、集中力や理解力が出ると報告されています。
ちなみに、発想力が求められるときは、「黄色」を取り入れてみましょう。
「黄色」は知恵や想像力を高めるとともに、アイデアを引き出す色としても有名です。
勉強部屋に避けたい色
反対に、勉強部屋やデスク周りに置かないほうがいい色も報告されています。
それは、「紫色」と「ピンク」です。
「紫色」を見ると、非現実的な感覚を引き起こしやすく、思考がまとまらなくがちになります。
どうやら、私たちはモヤモヤした複雑な気持ち、矛盾、スピリチュアルな印象を受けたときに「紫色」を選びやすいようです。
「ピンク」は、見る人を穏やかな気持ちにさせる効果があります。
しかし、ほっとしすぎてしまい脱力感につながります。
そうなると、集中力からは程遠くなってしまうのです。ですから、集中したいときには不向きな色だそうです。
ちなみに、「白」は、それ一色の環境では生産性が低下し、ミスが増えるという報告もあるので、白で統一することにも配慮しましょう。
色はどのくらい取り入れればいいのか
色は、筆記用具のような面積の小さいものではなく、部屋のカーテンや椅子など大きな物の色を変えるようにしましょう。
それが難しければ、机の前に大きな着色パネルを置いたり、アート作品を飾るなどしてうまく取り入れるようにしてみましょう!
まとめ
いかがでしたか。
今回の記事は、集中力を上げる理想の部屋に近づけるための情報についてまとめて見ました。
この情報を参考に、あなただけの理想の部屋を作って見てください!
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