こんにちは、みすたです。
うちの子っていつも決めたことをしないのよね。
つい怒ってしまう。意思が弱くて困るんです。
こんなお悩みを解決していきます。
この記事では、子どもの決意を継続して行動に結びつける方法について説明していきます。
行動に結びつかない原因は環境だった
抱負や決意を固めた時は、ものすごいやる気に満ち溢れているのに、それを達成できない。
決めたことがなかなかできないその原因…
それは心の弱さ、意志の弱さが原因ではありません。
原因は、環境です。
結論から言うと、私たちの行動は全て環境によって左右されています。
何か新しく始めたい、自分を変えたい時に必要なのは意志の力ではなく、環境なのです。
どういうことか、見ていきましょう。
行動を決める 「Be→Do→Have」の法則
環境が行動を決めるとはどういうことか。
ここでは、「Be→Do→Have」のルール」を紹介します。
Be,Do,Haveはそれぞれ英語で、
Be = 環境 / Do = 行動 / Have = 結果
を表します。
これは、2020年、ベンジャミン・ハーディさんが提唱した法則です。
このbe,do,haveはそれぞれ次の行動に繋がります。
Be→Do→Have
そして、この逆(Be←Do←Have)は絶対にありえないと言っています。
つまり、私たちの成果であるhaveは、その前の行動であるdoが影響し、その,行動を引き起こすのは、状態を作り出す環境のbeが握っているとい言うことです。
「be→do→have」はあるが、「have→do→be」はない!
実は、ほとんどの人はこの環境と行動の関係に気づいていません。
大事なのは、be→do→haveのBe(環境)です。
ですので、行動を変えたいのなら環境を変えるのが必要不可欠です。
しかし、多くの人が環境に目を向けずに、意志の弱さに目を向け、環境を変えようとしません。
行動を変えたいなら、意志ではなく環境を変えるべきなのです。
改善点は、だいたいこの3つ
どのようにすれば良いのか、実際の例を参考に見ていきましょう!
テスト勉強ができない高校生Aくんの例
高校生Aくん
テスト前に勉強をしたいけど、なかなかできないAくんがいます。家に帰り、勢いもそのまま部屋に向かうものの、気づけば本を読んだり、部屋の片付けをしたりなどをして、時間がどんどんすぎてしまっています。
これではいけないと、いざ集中しようと思った矢先、友達からの連絡でスマホがなり、軽く返信をするだけのつもりが、そのままついついスマホをいじってしまいました。ついには、うとうとし始め、そのまま寝てしまいました。
さて、このような場合、何を直すべきなのか、わかりますか。
順番に見ていきましょう。
見直しポイント①
まずは、場所の見直しです。
皆さんも、ついつい本を読んだり、片付けをしたりなど、全く関係のないことをしてしまった経験はありませんか。
それを防ぐには、片付けをする必要がない場所にすればいいのです!
つまり、行動目的以外の気をそぐものや、邪魔がどうしても入ってしまう場合は、場所を変えるのが一番手っ取りばやいのです。
自分の部屋だとサボってしまう人は、他の人がいるリビングに行きましょう。
どうしても、自宅だと行動に結びつかない場合は、カフェや図書館など、自分が集中できる場所を探すようにするのも手です。
見直しポイント②
次は、時間の見直しです。
勉強しようとして、部屋を変えたけど、どこに行っても周囲が騒がしくて集中できない。
その場合は、時間を変えましょう。
朝早く起きて作業するか、一旦寝て、家族が寝静まった夜遅くに作業してみるのも良いかもしれません。
また、子どもの勉強時間の時間帯を決めている場合は、勉強時間の移動を検討してください。
見直しポイント③
最後は、トリガーの排除です。
トリガーとは、行動を促すものです。
現代の私たちの一番の強敵トリガーは何か知っていますか。
それは、スマートフォンです。
スマートフォンはもはや常に私たちの身の回りにあり、着信や通知によって、私たちの行動を中断・または操作させる最大の敵。
最近の調査したところ、スマホを持つユーザーの平均スマホ接触回数は85回で、携帯の画面を見る時間は、5時間以上という結果が。
最近では、デジタルデトックスという言葉も出てきています。
とにもかくにも、集中したい時には、スマホを別の場所に置く、または電源を切る、不要なアプリを削除することが必要です。
子どもにスマホを持たせている場合は、部屋に持ち込ませないように預かりましょう!
まとめ
それでは、今回のポイントを押さえましょう。
目標や決めたことが長く続かない場合、やる気が問題なのではありません。
なぜなら、決めた時はやる気があったからです。
なので、意志の弱さを責めるのは意味がありません。
変えるべきなのは、環境です。
なぜなら、環境が行動を促すからです。
なので、なかなか決めた行動に結びつかない場合は、環境変えましょう。
見直すポイントは、場所、時間、そして自分を邪魔するものです。
環境を変えるというのは、子どもは自分でできません。
なぜなら、それは、家全体に関わることがほとんどだからです。
だからこそ、親がその点を理解し、一緒になって環境を整えて行くことがとても重要です。
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