子どもにおすすめの本、友達や親戚の子どもに送る本に迷っている方におすすめの図鑑「しまずかん」を紹介します。
今回の内容
しまずかんの内容
しまずかんのおすすめポイントと、あえての懸念点
しまずかんの制作秘話
世界初の島をイラスト化する試みがされたこの図鑑。
島のことがわかりやすく、日本の地理の勉強にもなります。
また、子どもはもちろん、大人が読んでも楽しめる内容に。
贈り物で渡しても、喜ばれること間違いないのではないでしょうか。
子どもが、図鑑を通して、島だけでなく、さまざまなことに興味を持つこと間違いありません。
しまずかんの内容(ページ紹介あり)
日本にある全ての島7000、そのうちの50を厳選して紹介しています。
島の内容だけでなく、その島の特長を写真でなくあえてイラストで紹介。
犬立ち入り禁止の島から、そこでしか見れない動植物など、絶景島、奇祭島、珍食島、古代遺跡島から世界遺産島まで、話したくなる島のトリビアが満載!
各島の特徴を2から4つのポイントに厳選して紹介、こんな島があったんだと、日本の島に興味が湧いてきます。
それぞれの島キャラクターの一言コメントもウェットに富んでいます。
しまずかんのよさ
あえて写真ではなくてイラスト
この本は、島の特長をわかりやすく伝えるために、あえてイラストで紹介しています。
それは、写真では伝わりにくい特長を、イラストで誇張することでわかりやすくするという狙いがあるためです。
イラストにすることで、可視化され、わかりやすくなっています。
写真の図鑑では、イマイチ興味がわかず、ページをめくらないお子さんには試す価値があるのではないでしょうか。
興味をひく島のネーミング
各島の特長をタイトルでわかりやすく伝えています。
・パプアニューギニアからやってきた →南大東島
・大人の事情でサイボーグ→沖ノ鳥島
・攻略困難なラストダンジョン→青ヶ島
・だれもいない軍艦 →軍艦島
・実は二百八島 →九十九島
・10分で宇宙 →種子島
・仮面神降臨 →悪石島
・沈む古代遺跡 →与那国島
・映え天国 →竹富島
・秘密の毒ガス工場→大久野島
・虫の餌食 →ホボロ島
・ひと夏のメルヘン →礼文島
・徳高い系島流し →佐渡島
どうですか。
興味が湧く内容で、ワクワクしませんか。
サイボーグ、ラストダンジョンと言うように、子どもが好きな言葉がセレクトされています。
大人でも思わず、内容が気になりませんか。
全ての文字にルビ
漢字が読めなくても大丈夫。
全ての文字にルビ(ふりがな)が振られているので、子どもも内容を理解することができます。
漢字が難しくて、読めないという離脱を防ぐことができます。
文章を読むのが苦手なお子さんには嬉しいですね。
地理も学ぶことができる
単に可愛いだけではありません。
本書では、島が、フィリピン島プレート、ユーラシア島プレートという分類で紹介されています。
島を学びながら、プレートを知ることができるように、地理的な要素を学ぶこともできます。
懸念点
イラストと面白さで島の魅力を語る本書ですが、コメントが多少ふざけているので、それが気になる人もいるようです。
その点が気になる人は、書店などで実際に見てからの購入をお勧めします。
本書の制作裏話
ここからは、しまずかんの魅力がより伝わるように、作者の制作ストーリーを紹介します。
制作に携わった「こにし けい」さんは、大学で建築学を専攻。
軍艦島で、建築物の研究をしているところ、島の良さに気づいたそうです。
そして、宮古島や軍艦島のように名前だけは知られていても、離島の良さについては知らない人が多いことが気になったようです。
それぞれの島の良さをもっと知ってほしい。
そんな思いで制作したそうです。
まとめ
日本の島の特長を学ぶことができる「しまずかん」
本書の良さをおさらいしましょう!
写真ではなくあえてイラストで分かりやすい
島のキャッチコピーが面白い
全ての漢字にルビが振られていて誰でも読める
本書を通じて、地理も学ぶことができる
子どもだけでなく、大人も楽しめることができる内容で、読後は思わず旅行先の候補になること間違いなし!
自分の子どもだけに限らず、友達や親戚の子どもに贈り物としても良い本です。