寝苦しい夜が続いて、なんだか寝不足な日々を過ごしていませんか。
かくいう自分は、正直寝不足です。
エアコンをつけたり、サーキュレーターを回してはいますが、途中で目覚めてしまうこともしばしば。
そんな同じ境遇にいる人に、読んでほしい記事を今回は書いて見ました。
ということで、今回は、睡眠と健康の関係について紹介。
寝不足の怖さ、そして、良いパフォーマンスを引き出すための睡眠について見て行きましょう。
寝不足の恐ろしさ
まずは、睡眠の大切さについて簡単に解説します。
みなさん、「睡眠負債」という言葉を聞いたことがありますか。
これは、睡眠不足を借金に例えた表現です。
わずかな寝不足でも、それがたまるといつの間にか債務超過になり、私たちは、心疾患やうつ病を引きおこしてしまうそうです。
怖いですね。
寝不足が続くだけで、私たちは思わぬ病気になってしまうのです。
なぜ、このようなことが起きるのか。
それは、睡眠がそれだけ私たちの体にとって重要だからです。
私たちの体は眠っている間に、日中に受けた体や脳へのダメージを修復しています。
眠りについてから45分から60分以内に脳は完全休憩に入り、骨や筋肉の成長や免疫システムの強化などを行います。
さらに、1〜2時間が過ぎるとレム睡眠に切り替わり、大脳で日中の出来事などの情報を整理し始めます。
寝不足というのは、この修復作業が十分にできない状態です。
なので、この状態が続くと疲労やストレスが少しずつ蓄積してしまうのです。
眠い中、必死に頑張ったにもかかわらず、その疲れがリセットされないということです。
なんて、恐ろしいことでしょう。
なんて話を今更聞いても、とっくに睡眠の重要性はしっているよー。
問題は、「眠りたくても寝つきが悪く、十分な睡眠が取れない」こと。
そういう人は多いと思います。
どうすればいいのか。
寝れない人はどうすればいいの!?
ズバリ、、、、
そういう人は、できるだけ太陽を浴びるようにしましょう。
人類は古代から日の出とともに起き、日没とともに眠る生活をしていました。
そのため、日が沈む頃からメラトニンというホルモンが分泌されるようになっています。
メラトニンは、体内時計をコントロールして、自然な眠りに誘う働きがあります。
しかし、人工照明に照らされていると、その分泌時刻が遅れます。
ですので、昼はできるだけ太陽を浴びて、夜は暗い環境で過ごすようにしましょう。
体内時計を治す方法
コロラド大学は、体内時計が狂っていた被験者に、1週間自然の中でキャンプ生活を送らせる研究をしました。
すると、被験者は体内時計のタイミングが太陽と合致し、夜に寝ることができるようになったそうです。
このことからもわかるように、体内時計を直すには、太陽が一番なのです。
年代別に必要な睡眠時間
ここからは、睡眠時間について考えていきます。
アメリカの国立睡眠財団によれば、年代別に必要な睡眠時間は違うそうです。
18歳から64歳までは、7時間から9時間。
65歳以上は、7時間から8時間の睡眠が必要と結論づけています。
この数字を下回ると、健康に様々な悪影響が出るそうです。
つまり、健康を維持するには、少なくとも7時間の睡眠が必要だということです。
ちなみに、10代の子どもは、それ以上に必要です。
また、睡眠は質が良ければ短い時間でも大丈夫という意見がありますが、それは間違いだそうです。
睡眠は質で量を補うことはできないと言われています。
スペインで行われた研究では、睡眠時間が6時間未満の人は、動脈硬化が進んでいることが明らかになりました。
他にも不整脈や免疫機能の低下を引き起こすそうです。
睡眠不足はまさに万病の元なのです。怖いですね。
ここからもわかるように、睡眠時間はしっかりと確保しましょう。
もし、7時間の睡眠時間を確保するのが難しい場合は、どうすればいいのか。
睡眠時間が短い人が昼寝をしたほうがいい理由
答えは、昼寝です!
ただし、時間は短めにして、午後2時以降の昼寝は避けてください。
ナサの研究では、1回40分の昼寝で、集中力が34%回復し、注意力が100%に完全回復することが発表されています。
寝不足の場合は、ぜひ、昼寝を取り入れるようにしましょう。
そうは、言ってもオフィスで寝れない!
そんなことできない!
そういう人もいますよね。
そういう場合は、目を閉じて椅子にもたれかかるだけでも効果があるそうです。
本当は、少しでも寝るのがいいそうですが、難しい人はぜひそれも取り入れて見てください。