SDGsって、全部を説明するの難しいですよね。
けれど、今の時代では、知っておきたいもの。
それは、子どもにも同じはず。
今日、紹介するのは、有名なおとぎ話を使ってSDGsを学ぶことができる画期的な絵本。
この絵本はデジタルなので、機器さえあれば、どこからでも読むことができます。
しかも、無料です。
使わない手はありません。
詳しく紹介していくので、ぜひ見ていってください。
SDGsを学べるえらブック
(画像は公式HPより)
えらぶっくは、選択肢によって結末が変わる絵本。
また、選択肢によって、自然とSDGsを学ぶことができます。
ここでは、3匹のこぶたを使って紹介します。
3匹の子豚は、本来、全員性別が男の子でしたよね。
えらぶっくの場合は、真ん中の子豚は女の子に。
これは、SDGsの一つ、ジェンダー平等を学ぶきっかけになっています。
途中、家を作る場所を決めるときに、「男の子のほうがえらいから」という理由で、大きな土地を選ぶ兄妹が出てきます。それに対して、あなたは何というか。
このような感じです。
なお、選択肢によって変わる結末は、15~16種類ほどあります。
また、選択肢によって、SDGsに関連した内容のメダルを獲得することができます。
先ほどの選択肢であれば、「女の人のメダル」を獲得できます。
これらのメダルは、保存され、一覧化されます。
全てのメダルを獲得できるように何度も読むのも面白いですね。
最後の画面までたどりつくと、獲得したメダルを見ることができるだけでなく、メダルをクリックすることで、よりくわしく中身を学ぶことができる仕様になっています。
他にも、一度リンクを閉じてしまっても、情報が記録されているため、途中からメダル集めも再開可能。
まさに、デジタルの良さがいかんなく発揮された絵本に。
えらぶっく誕生のきっかけ
魅力たっぷりのえらぶっくは、I&CO Tokyoが手がけた作品。
子どもがいる社員、教員、そして、絵本の先生と話し合いながら、作成したため、絵本としてのクオリティだけでなく、教育の観点からみても抜かりありません。
ニュースで取り上げられているSDGSがもっと子どもに身近になってほしい。
そんな願いをもとに作成されたそうです。
勉強するというよりも、読んでいるうちに自然と学んでいる。
そんなコンセプトが掲げられているので、絵本を読んでいる途中で、勉強の画面に変わることはありません。
最後まで物語を楽しく読むことができるのも良いですね。
作成のこだわり
絵本を読みながらも、しっかりとSDGSのコンセプトを肌で感じられるために、何度も試行錯誤された末の作品だそう。
国連の提唱するSDGSの内容とずれているということももちろんありません。
また、イラストについても、膨大な量のイラストを用意。
無償だからといって、妥協することなく細部まで作りこまれています。
操作も実にシンプルで、選ぶだけで、始めてのICTに触れる機会としても良いかもしれません。
リンクをはっておくので、気になる人はぜひ、お子さんと一緒に読んでください。
えらぶっく → https://era-book.com/
絵本を読むなら読み聞かせが一番
絵本を読む際は、ぜひ読み聞かせにも挑戦してください。
絵本の読み聞かせには、子どもの成長につながる効果がたくさんあります。
- 子どもの心が安定する
- 想像力が育まれる
- 言語能力が高まる
- 感情が豊かになる
- 集中力が上がる
以前紹介した、お子さんの共感する力を伸ばす絵本の読み方と組み合わせるとより効果的かもしれません。
合わせて読みたい記事
また、読み聞かせは、子どもだけでなく、親にも効果があります。
東洋経済によれば、約8週間、読み聞かせを記録してもらった前と後では、全般的に母親の子育てストレスは低下していることがわかりました。
特に子どもの行動に対して母親が感じるストレス(たとえば、子どもが言うことを聞かないために嫌な気持ちになるなど)が減っているということが明らかに。
参照URL:https://toyokeizai.net/articles/-/248553
気になる人は、ぜひそちらの記事も合わせて読んでください。
小学生のSDGS認知度
ちなみに、子ども向けサイト「キッズ@nifty」で、小中学生を中心とした子ども1022人を対象に実施した「SDGsに関する調査」の結果では、「SDGsという言葉を知っているか」と尋ねたところ、98%の小中学生が「知っている」と回答。「知らない」はわずか2%。
SDGsの目標の中で、「関心のある項目」を聞いたところ、最も多かったのは、全体の44%を占めた「ジェンダー平等を実現しよう」。以下、「人や国の不平等をなくそう」34%、「平和と公正をすべての人に」33%、「海の豊かさを守ろう」22%、「貧困をなくそう」21%などが続いた。
また、「おうちの人とSDGsについて話したことはあるか」を尋ねたところ、「ある」と回答したのは46%で、「ない」54%の方がやや多かったそうです。
参照URL https://ict-enews.net/2022/07/11nifty-3/