今日紹介するのは、popmateです。
遊びながら、漢字・算数・英単語を学習することができるアプリで、ある程度無料でできます。
今回は、無料の範囲で操作してみて、感じたことをもとに紹介します。
子ども向けの学習アプリを探している人は参考にしてみてください。
基本設定
ゲームは、妖怪にとらえられたゆるキャラを、旅をしながら助けるというストーリー。
全国の都道府県を回って、ゆるキャラを助けていくのですが、開始地点を選ぶことができるので、好きな都道府県からスタートすることが可能。
自分の出身地から始めるとよいかもしれませんね。
自由に動くのではなく、すごろくのような感覚でマス目を進みます。
止まったそれぞれのマスで、敵を倒すために、問題に答えていきます。
肝心の学習内容ですが、3つの科目(漢字・算数・英単語)が用意されており、開始時にレベルを選びます。
それぞれの難易度を変えられるので、合わせたレベルを選択しましょう。
ここからは、学習内容について見ていきます。
学習内容(漢字・英語・算数)
漢字
漢字は、漢字の正しい読み方と、正しい漢字の表記を選ぶ問題で構成されていました。
実際に触ってみた感想としては、難しいレベルであっても、部首の読みさえできれば、なんとなく答えが推測できそうな出題が多いなと感じました。
たとえば、2文字の漢字が答えとなる問題では、どちらか片方の読みがわかれば、正解できるといった具合です。
例を出すと、「せいちょう」が問題だとした場合
答えは「成長」「移動」「感情」「自然」みたいな漢字で、成が分からなくても、長(チョウ)が読めれば、解けるわけです。
例えば、ここに、「成鳥」のような同じ音読みが入ってくれば、難易度がまた上がると思います。
もちろん、中には、このような問題もありましたが、そんなに毎回ではなかった気がしました。
ただ、これは、難しい問題に限ったことだと思うので、1級とかに挑戦しない限りはあまり気にしなくていいかもしれませんが。
あと、欲を言えば、語彙の意味も教えてくれるといいなと思いました。
そう思うのも、特に難しい問題に関しては、出題される言葉そのものの意味は分からないけれど、漢字の知識から答えは当てられるんですよね。
算数
算数は学年で選ぶことができます。
掛け算や引き算のような基本的な問題を解いてみたのですが、簡単なものから、紙と鉛筆がないと、できないような計算問題も普通に出ます。
また、割り算の問題では、分母と分子の数字だけが違うなど、しっかりと法則や公式を理解していないと解けないような出題になっていました。
もちろん、間違えたら正しい答えを教えてくれますが、覚えればいいというわけにもいきそうにありませんでした。
基礎・基本の力をしっかりとつけさせるための狙いを感じ取ることができてよかったです。
英語
正しい英単語を選ぶ問題が出題されます。
英語に関しては、国語の漢字と違って答えの推測が難しく、本当に覚えないと答えられないような問題構成に。
一般的な英単語カードのような役割で勉強できるかと思いました。
また、嬉しいことに、音声ボタンを押すと、発音も聞くことができる嬉しい機能も。
これは、一緒に声に出して、音で覚えるという方法にも活用できそうです。
レベルが上がるほど、英語の語彙も確実に増えていきそうです。語彙が少ない人、英語検定の勉強をしたい人に向いていると思います。
さて、ここからは、実際に触ってみた感想です。
実際に触った感想 よかった点
学ぶ内容のレベルを個別に選べる点
popmateは、漢字・算数・英単語を学ぶことができるのですが、それぞれの学習内容を変えることができます。
なので、漢字が得意なら難しい内容にして、英語が苦手なら簡単なレベルから始める。こういったことが可能です。
これは、いいなと思いました。
ただ、算数は、学年でレベルを選ぶのに対し、漢字と英語は級の表記です。
なので、選択する時は、検定の問題を参考にした方がいいかもしれません。
もしくは、自分でゲームを始めてみて、問題を確認するのがよいかもしれないですね。
レベルを上げるには、まんべんなく勉強しないといけない点
問題を解くと、経験値がたまり、強くなるので、成長を見るのも楽しめる内容になっています。
また、スタート時に、自分のお供をポケモンみたいに3種類から選ぶことができます。正直、能力に差はないので、好きなキャラクターを選べばいいと思います。
ちなみに、レベルをあげるためには、3つの教科をまんべんなく答えていかないと、経験値がたまらない仕組みになっています。
なので、好きな教科だけを勉強する偏りを防ぐことができます。
ただ、逆を言えば、一つの教科を突出して勉強させたい場合は、足かせになるので、おすすめできません。
全国を回ることで地理の勉強もできる点
全国を回りながらゆるキャラを集めていく本ゲームですが、集めるキャラはしっかりと地方ゆかりのものになっています。
つまり、地方の名産品がキャラクターになっています。そして、名産品キャラクターはミッションをクリアするとカード型のデータとして入手でき、裏にはたくさんのエピソードや豆知識が書いてあります。
なので、キャラクターを集めていく中で、自然と日本の地理情報も楽しみながら頭に入る工夫がされています。
まとめ
無料なので、子どもの勉強方法の一つとして、おすすめです。
キャラクターのレベルを上げるRPGの要素、全国各地を回ってゆるキャラを集めていくなどコレクションとしての要素も入っていて、まさに今時のゲームです。
ちょっとした暇な時間や隙間時間に、子どもにプレイさせてもいいですね。
また、保護者がいじれるページもあるのですが、子どもが自分で勝手に操作できないような工夫もしっかりとされています。(ただ、賢い子は、すり抜けられそうですが。)